Column

居室外作業を目指して

処方薬依存

前回のブログでは家庭環境の大切さと、自分を修正できるのは自分しかいないということを書きました。

今日は、立川拘置所の矯正指導日で、進藤龍也さんの講話を聞いたあとのことを書いていきます。
二度とここに戻らないために自分の分析をしようと決めた私は、依存症について勉強を始めます。受刑者が借りられる本のことを官本と呼びますが、立川拘置所には特別官本というものもありました。

辞書やイミダス、小学から高校までの参考書、英語、資格取得のための本、他にもたくさんありましたが、立川ではこれらの本を特別官本と呼んでいます。

特別官本の中に依存症やパーソナリティ障害の本があるのを見つけた私は、片っ端から借りまくります。

その中に信田さよ子さんの「依存症」という本がありました。

信田さよ子さんはアルコール依存、摂食障害、DV、AC(アダルトチルドレン)、児童虐待、共依存などの本を多く出版されています。特にこの依存症という本はぜひ皆さんにも読んでいただきたい一冊です。
この本に出合っていなければ、今のような前向きな考え方にはなれなかったと思います。

作業の合い間に分類テストや分類面接、処遇オリエンテーションが行われます。
分類とは、私にどんな作業ができるか?学力はどの程度か?健康上の問題はないか?これらを刑務官が確認するようなものだと思ってください。

処遇オリエンテーションでは女性統括から「類」や「種」について、今後の生活で注意するべきことを説明されます。

類が上がればお菓子が食べられるようになり、持てる物の種類が少し増えたりします。
種が上がれば電話面会が可能になったり、アクリル板がない場所で面会できたりします。

オリエンテーションを聞いて、電話面会ができるようになりたいと思いました。
夫からは手紙やお金の差し入れはありますが、面会はまだ一度もなかったからです。

類を上げるために作業を頑張ろう。そして余暇時間を依存症の勉強と、自分の過去を見つめなおすことに使うと決めます。

立川拘置所の女区では、私が確認できた棟だけで作業は4つありました。
・受刑者の食事の配膳や洗濯、衣類の補綴をしたり作業の材料を運ぶ衛生係。
・紙袋を作る8人の工場。
・同じく紙袋を作る5人の通役(つうえき)。
・チラシを入れたり紙袋を作るそのほかの居室内作業者。

私はまず居室外で作業ができるようになるという目標を立てます。

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

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