Column

行くか踏みとどまるか、の選択

薬物依存

前回のブログでは、元受刑者で元ヤクザの進藤龍也さんの講話を必死にノートの書き留めたこと、これからも元受刑者として発信を続け、皆さんが前向きに生きる勇気になればということを書きました。

拘置所や刑務所は、「わるい=かっこいい」がまかり通る場所です。
何度も刑務所に来ることがかっこいい。ヤクザであることがかっこいい、その女でいることがかっこいい。

世間一般からすれば決してお近付きになりたくない肩書を、かっこいいと錯覚してしまう場所が拘置所や刑務所です。麻痺してしまうと言ってもいいです。

以前書いたブログで、刑事施設に来てしまう人は学力が低い人が多いと書きました。
学校に行かなかったり(行けなかったり)、親がまともな教育をしていなければ、いわゆるヤンキーや半グレ組織に足を突っ込むこともあると思います。

少し大人になれば、ずっとそれで生活していくのは難しいと気付きます。

水商売、ヤクザ、風俗は学歴も資格も関係なく誰でも簡単に入れますが、ある程度の学と努力がないと上に行くことはできません。

私はヤクザの愛人をしていたことがあります。
やらかした舎弟の指を詰めるためにあらゆる手段で追い回したり、どこへカチコミに行くとか物騒な話やモノ、出来事を見てきました。

その頃は何とも思いませんでしたが、あの指を詰められた人は、今どんな生活を送っているだろうと考えます。

もし自分の夫がその舎弟だったら…?
もし自分に子どもがいて、夫が刑務所を出たり入ったりしていたら…?

指がない人を理由も聞かずに雇うところはありません。
目立つ場所に刺青が入っていれば、まともな職に就くことは難しいでしょう。

私は全身に刺青が入っているので、制服やユニフォームに更衣室で着替えなければならないような職場では働けません。注意していても体勢によって見えてしまうことがあります。

私に刺青が入っていると気付いた人のほとんどが、同じ顔をします。

刺青が入っていたり指が無かったら生きて行けないのかよ?そう思う人もいるかもしれませんが、別に生きて行けます。

ただ、白い眼を向けられます。その世間の目に、自分は耐えていかなければなりません。

見てんじゃねーよ!がもう通用しないことに気付いてください。

これが私の(俺の)生き様なんだ!この道で生きていくんだ!
その思いが受刑中や出所後に、あれ……?違うかもしれないと少しでも感じたなら、それは自分が変わるチャンスがやってきたのだと思います。

胸を張って自分の生きざまを誇れるなら、子どもに自慢できるなら、堂々と生きて行けるなら、そのまま突き進んでください。

少しでもあれ?と思ったら立ち止まって、過去を思い返してください。

自分で選んだ道に責任を持つときは、いつか必ずやってきます。
それは自分ではなく、あなたの子どもや家族が責任を負うかも知れません。

世間の白い眼が自分の子どもに、家族に向けられるかもしれないということを、覚悟しなくてはなりません。

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

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