前回のブログでは、母のコートを見たときに怒りが湧き上がってきた理由について書きました。
立川拘置所の女子受刑者は120人ほど居たと思われます。工場に就業している受刑者は8人です。120人の中から選ばれたと思うと少し自信がついてきます。
工場に就業して2週間が経過したころ、先生からコミュニケーション育成指導というものがあるから、受けたい人は願箋に希望理由を記入して提出するようにと言われます。
願箋を提出した全員が受けられるものではなく、何人かしか受けられないという話でした。
そのときは具体的にどんな教育なのか分かりませんでしたが、勉強できるものは何でもやらせてもらいたいという思いで願箋を提出します。
その希望理由には「二度と刑務所に戻らないために指導を受けたい」と書きました。
コミュニケーション育成指導には工場から私を含め3人、私が以前就業していた通役から3人、計6人が選ばれました。
コミュニケーション育成指導に選ばれた頃のノートです。下痢の日が多くなっています。パチンコやりたいと書いてあるのに笑ってしまいますね(笑)
コミュニケーション育成指導を受けるにあたり、教育の先生の面接を受けます。
外部から講師が来るので失礼のないように、選ばれたからには真面目に取り組むように、指導を受けるにあたって不安なことや質問はあるか等、一通りの説明を受けます。
出所してから知ったことですが、刑務所や拘置所は所長の意向や方針がかなり反映されるようで、どんな教育を取り入れるかは、所長の裁量にある程度任されているようです。
立川拘置所ではこういった教育を受ける機会がありましたが、他の拘置所や刑務所ではそうでもないようで、私が移送された刑務所では、立川拘置所のような教育を受けることはありませんでした。
元ヤクザ・元受刑者の進藤龍也さんの講話
コミュニケーション育成指導
万引き防止システム協会の稲本さんの講話
オリエンタルランドの方の講話
もし他の拘置所に収監されていたら、上記の講話は聞けなかったかも知れませんし、コミュニケーション育成指導は間違いなく受けられなかったでしょう。
収監される施設によって受けられる教育の内容が異なるので、受刑者の更生意欲も大きく変わってくると思います。
教育に力を入れていた立川拘置所に、今は心から感謝しています。
次回はコミュニケーション育成指導の内容について書いていければと思います。
※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ「依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりました」の内容を、加筆修正して再掲載したものです。
