前回のブログでは洗濯工場に就業したこと、挑戦していた資格試験に無事合格したことを書きました。
今日のブログでは、向精神薬のODを20年間続けたことで、私の身体に出ている不調を書いていきます。
OD(オーバードーズ)とは、処方薬や風邪薬、ブロンなどの咳止めを大量に摂取することを言います。
この20年の間には向精神薬のOD以外に、覚せい剤・大麻・LSD・エクスタシー・毒キノコ・危険ドラッグなどの違法薬物の使用もあります。
以下のような自分の身体の不調を「後遺症」だと認識しています。挙げていきます。
・記憶力の低下
・忘れっぽい
・考えていることをすぐに言語化できない
・ろれつがうまく回らない
上記の中でも対処しやすいのは記憶力と忘れっぽさです。単純にノートやメモを取れば解決ですが、それができない状況だと本当に困ります。
ろれつがうまく回らないのもゆっくり喋れば何とかなります。ですが私はせっかちで早口なので、かなり意識して喋らないと相手に聞き取ってもらえません。
私が一番困っているのは、考えていることを(思っていることを)すぐに言語化できないということです。言葉が出てくるまで数秒かかってしまうこともあり、会話の中におかしな間が空いてしまうことがあります。
これについては語彙の少なさや学力の問題もあるのでは?と考えた時期もあります。
そこで、依存症になる前の私を知っている高校時代の友人に話を聞いてみましたが、もっとテンポよく会話ができたし間が空くことはなかったと言われたので、後遺症だと判断しました。
今までのブログでダルクの説明をしていなかったので、ここで改めて書かせていただきます。
ダルクとはDrug Addiction Rehabilitation Centerの略でDARCと書きます。
薬物依存症者の薬物依存からの回復と社会復帰を目的とした回復支援施設です。薬物だけでなく、アルコール依存症やギャンブル依存症など依存症の人のための回復施設です。
ダルクのホームページはこちらです↓
ダルクの創立者は近藤恒夫さんという方で、彼の著書にこんな一文があります。
「薬物を使った時間の3倍の時間をクリアすれば回復だ」
私は18歳から20年間も薬に依存しています。
刑務所を出所したのは38歳です。20年間の依存×3倍=60年です。
38歳+60年=98歳。これをクリアするころ、私は恐らく死んでいます。(笑)
薬物を使った時間の3倍もの時間を、私は後遺症とうまく付き合いながら回復し続けなくてはいけません。
違法薬物の怖さは、芸能人の逮捕や警察24時などで皆さんご存知だと思います。
そこに処方薬などの怖さを伝えるような報道はありません。最近だと華原朋美さんのネット記事くらいでしょうか。
医者が処方しているから安全
違法じゃないから大丈夫
売ってるから大丈夫
そう勘違いしている人が多いと思いますが、私からすれば全く大丈夫ではありません。
私は向精神薬のODを20年間続けてきたことで起こる後遺症と一生付き合いながら、これからも回復を続けていかなくてはなりません。もちろん違法薬物の影響も大きいと思います。
このブログを読んでくださる皆さんの中に、依存行動で悩んでいる方がいるなら、少しでも早く治療や自助グループに繋がっていただきたいです。
そして処方薬だから安全、売っているから安全、という考え方は危険だということを、今日はお伝えさせていただきました。
※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ「依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりました」の内容を、加筆修正して再掲載したものです。