前回のブログでは、人は簡単には変えられない、他人を変えるにはまず自分から、ということを書きました。
昨日はヨガの先生を自宅へお招きし、90分ほどヨガをやったあと、少しお話をさせていただきました。
依存症子はヨガ講師を自宅に呼んでいるなんて贅沢
そう思った方、以下のツイートをご覧ください。
刺青を入れようか迷っている諸君。 隠れる場所ならいいが、私くらい広範囲に入っているとジムやヨガに行けません。じゃあヨガやりたい時にどうするか? お金は掛かるけど、講師を家に呼ぶしか無いのですよ。 ダメとは言わないけれど、未来のリス… https://t.co/C8AQpba1db
本当は安く済むジムやヨガスタジオに通いたい。でもそれが出来ないのは、全身に刺青が入っているからです。
最近はジムやヨガスタジオの料金が、だいぶ下がって来たように思います。私が20代の頃は、入会金だけでも結構な値段でした。
ジムやヨガスタジオには、当然ですが利用規約があります。
私が若い頃から現在まで、未だに変わらない絶対的な規約があります。
それは、
「刺青は隠してください」、または「入会をお断りいたします」
この文言。
私の刺青は隠すことが難しいです。特に足は、全体に入っているので隠しようがないのです。
過去にお金をかけて入れた刺青。そのお金は決して安いものではありません。
今現在、お金をかけて入れた刺青を隠すため、余計な出費が大きく出て行くことが腹立たしく、物凄い後悔をしています。
刺青のせいで余計な出費が出るの?
※これはあくまでも私が実践していることですので、刺青が入っている方全てが同じだとは言えません。
具体的に、温泉に行きたいとしましょう。
ホテルや旅館の多くは、「刺青の入った方は大浴場の利用はご遠慮ください」と書いてあります。ではどうするか?
部屋付き露天風呂の部屋にする、または部屋風呂で済ます
部屋風呂は、温泉であることはまずありません。
せっかく温泉に行ったのに、温泉に入らないで帰って来るのって、寂しいですよね。
くるぶしの少し上まで刺青が入っています。足湯さえも難しい。
私は高いお金を払って、部屋付き露天風呂がある部屋、旅館を選ばなくてはなりません。
ヨガやジム、ゴルフの場合
私は20代からヨガをやっていますが、その頃はまだ刺青の範囲が狭く、とある大手のヨガ教室に、刺青を隠して通ったことがあります。
その頃はかろうじて通うことが出来ましたが、今のように広範囲になってはもう無理です。
今から3年ほど前、加圧トレーニングに通ったこともありますが、それもマンツーマンで出来る場所を探しました。
マンツーマンになれば当然、普通の加圧トレーニングよりも高いです。
ゴルフも行けません。隠してプレイすれば行けないことはないですが、夏場にお風呂に入ることが出来ないのはかなりきついです。
これらはもちろん、私の自業自得です
私自身に刺青が入っているので、刺青を入れることは否定はしません。
冒頭のツイートにもありますが、刺青やタトゥーをこれから入れようか迷っている方は、これらのリスクを頭に入れてから、刺青を入れていただきたいと思います。
ヨガは、正しいポーズをすることが目標ではない
ヨガって身体が柔らかい人がやるものでしょ?そう思っている方も多いと思います。私もかつてそう思っていた時期がありました。
ヨガは身体が硬くても全く問題はありません。私は前屈をしても手が床に付かないほど、腿裏や腰が硬いです。(笑)
私のヨガ歴は、ブランクはありますが約17年。17年を経て、最近気付いたことがあります。
正しいポーズが出来るようになることがヨガの最終目標ではない、と言うことです。
周囲の人と比べなくていい
大人数でヨガをやり、周囲の人が綺麗なポーズを取れているのを見ると、「私もあんなふうにちゃんとしたポーズを取ってみたい!」と思うんですよね。
人により身体の柔らかさはまちまちです。
人と比べず、自分に無理のないポーズで、リラックスすることに意識を向けます。
呼吸を深くし、自分の身体の声を聞く
その日によって体調は変化します。
「あれ…今日はあんまり動けない」と言う日もあれば、「いつもより身体が柔らかい」と感じる日もあります。
これは、自分から出ている心や身体のサインだと思います。
無理をして、呼吸を止めてまでポーズを取る必要はない。
ポーズが上手く取れない自分を受け入れる、ということが大切なのです。
先生と改めてお話をして、依存症とヨガに共通点を見つけました
「出来ない自分を受け入れる」というようなニュアンスの言葉を、依存症の方ならば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
12のステップに、同じようなニュアンスの言葉がありますね。
「私たちは○○に対して無力であり、生きていくことがどうにもならなくなったことを認めた」
12ステップとヨガに、通ずるものがあるなと私は感じました。
・依存症者は、依存行動を止めることがゴールではなく、依存行動が止まった後の生き方を見つけることが目標であり、理想です。
・ヨガは、完璧なポーズを取ることが目標ではなく、自分に矢印を向けて身体の声を聞き、それに向き合い、受け入れることが目標です。
(※ヨガに関してはいくらでも上級のコースがあるので、最終目標が「正しいポーズを取ること」になる場合もあります。)
自分の身体の状態を受け入れ、出来ない自分を認める
私は若い頃、「ちゃんとしたポーズを取らなきゃ」とか、「このポーズめっちゃ苦しい…!」と思いながらヨガをやっていたことに、最近気が付いたんですよね。
それでは身体が付いてこないし、何より全然楽しくない。
今の先生と一緒にやるヨガは、とても楽しいです。
それは無理をしなくていい、出来ない自分を受け入れることが出来たからだと思っています。
先生がポーズを整えるために、アジャストと言って私の身体を触り、正しい位置へと導きます。
このアジャストをしても、身体がビクとも動かない方が居るそうです。
そういう方は少し鬱っぽかったり、精神状態があまり良くないのではないか、そんなお話を先生がしてくださいました。
身体が先生のアジャストを受け入れることを、拒否している状態ですね。
心と身体は繋がっている、それを教えてくれるのがヨガ
ブログの冒頭は、刺青の話から始まりました。
私が刺青を入れていなかったら、この先生に個人レッスンを受けることはありませんでした。
そう考えると、刺青を入れたことも、ヨガとも先生との出会いも、今では必然だったと感じます。
違法薬物、向精神薬、ギャンブル依存でどうしようもなかった頃からやっていたヨガ。
そのヨガが今、こうして良い気付きを与えてくれることが、奇跡だと思います。
依存症の方はもちろん、精神的に少し参っている方たちに、ぜひヨガをお勧めしたいです。
始めのうちは、ポーズを取ることでいっぱいいっぱいになってしまうかも知れません。
私のように続けていくうちに、「ヨガとは身体と対話する時間」だということに、きっと気付く日が来ると思います。
私の過去を全てお話した上で、ヨガの先生をお招きしています。
こうして先生と繋がれたこと、気付きを得られたことに心から感謝します。
※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ「依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりました」の内容を、加筆修正して再掲載したものです。
最近は多くの方からコメントをいただきます。碧の森のHPをご覧の皆さん、こちらの元記事のアメブロのコメント欄もぜひ参考になさってください。
