Column

境界線(バウンダリー)

共依存(イネイブラー)

前回のブログでは、碧の森を8月から再開すると書きました。

これまで碧の森を定期的に利用してくれた相談者さんに、「定休日と営業時間を新たに作りました、変更箇所があります、ご理解お願い致します」、内容はこのような感じでLINEをしました。

多くの方にご理をいただくことが出来て、本当に嬉しく思います。

 

盆栽教室での気付き

 

私は盆栽教室へ通っています。

盆栽は植え替え直後、直射日光を避け、風通しの良い場所で1週間は管理するのがベターです。

植え替え直後は根が安定しないので、養生する必要があります。

こちらは出猩々紅葉です。漢字が難しいですが、 (でしょうじょうもみじ) と読みます。

 

大切な方へのお誕生日プレゼントに仕立てました。葉が小さめで可愛らしいです。

講師は授業の最後に、このようなアドバイスをしてくださいました。

「これだけ暑いので一時的に置き場所を工夫するのは良いですが、室内にずっと置いた後にいきなり外へ出すと、枯れてしまう場合があります。

この暑さで可哀想だと、場所をコロコロ変えすぎると木が弱っていきます。置き場所は極力変えずに日陰を作ってあげるなど、過酷な場所に慣れさせるのも木にとって大切なことです。」

 

甘やかすと木は枯れる。では人間は?

 

植物の力に驚かされる人、結構いると思います。

アスファルトから生えるタンポポ、壁とアスファルトの間から生える雑草や花、交通量が激しい道路の中央分離帯に青々と生える草木、皆さん一度は見たことがありますよね。

こんな場所で良く生きて行けるな、雨が全然降らない時もあるのに、何でこの子たちは逞しく生きて行けるんだろう?そんな目で観察していると、人間との共通点が見えてきます。

 

ぬくぬくと甘やかされ、ぬるま湯に浸かり、ずっとその場に留まっていたとしましょう。

過去の私がそうです。嫌なことから全力で逃げ、投げ出す人生を送って来ました。

「時間が経てば何とかなる」、「誰かが何とかしてくれる」、「誰かが助けてくれる」、こんなふうに考えていました。

 

そんな人間がいきなり「社会という現実」へ放り出されたとき、皆さんはどうなると想像しますか?

 

仕立てた盆栽に私が出来ること

 

毎日適度にお水をあげ、栄養剤を定期的に与える。

あげすぎると根腐れを起こします。栄養剤もあげすぎると毒となります。

虫食いや病気になれば、薬剤で処置をします。

 

私が出来ることは、この盆栽が自然治癒力で自分を治し、成長していくのを見守ること。

 

それ「しか」出来ない。私と盆栽の境界線です。

 

 

夫と母は、私のためを思ってくれていた

 

結婚当初、夫は「何とかしてこのおかしな静香をまともにしなきゃ!」、と思ったそうです。

掃除もしない、食事も作らない、呂律は回らない、部屋がゴミ溜めのようになって行く様を見て、「これはただ事ではない」と思ったのでしょう。

だから私が「病院へ行く」と言えば、私のことを一切疑わずにお金を出しました。移動手段である車も提供しました。

 

私が真面目に鬱病の治療をしていると、信じて。

 

母で言えば、私が高校生のとき、携帯代が払えないと泣きつくと、全額尻拭いをしてくれました。

父が払ってやれと言ったから仕方なく従った、と言っていた記憶があります。それを私は、

「は?自分の子どもが何かやらかしたら、尻拭いするの親に決まってんだろ!?」そう母に吐き捨てた記憶があります。

「お前、私を虐待したよね…?」、「お前の顔色を窺うのは二度と御免だね」と、虐待とネグレクトを受けた恨みをこれからどうやって晴らしてやろうか、そんな感情がありました。

敢えて母を困らせていました。味わえ、私が受けた過去の傷を、何倍にもしてお前に返してやるからな?覚えてろよ?こんなふうに考えていました。

 

話が脱線しました。戻します。

なぜ二人とも、こんなことをしてくれたのでしょう?

答えは至ってシンプルです。

 

私を好きだったからです。愛していたからです。
何とか立ち直って欲しいと思ったからです。

 

愛しているから、好きだから、何とか立ち直って欲しいから、良かれと思って手助けをしたのです。

愛しているから、好きだから、何とか立ち直って欲しいが故に、支援の仕方を間違えてしまったのです。

 

これはタラレバです。

母が私の携帯代の尻拭いをしていなかったら?
真面目にバイトをするなり、援助交際を増やしたり、万引きした洋服を売ったりして、自分で払っていた「かも?」知れません。

或いは、携帯の使い方をもっと考えられるようになっていた「かも?」知れません。

 

夫が私の病院通いを力尽くで止めていたら?
私は風俗で働く日数を増やしたでしょうし、薬代を稼ぐためにもっとギャンブルにのめり込んでいた「かも?」知れません。

或いは、依存症にもっと早い段階で気付くことが出来た「かも?」知れません。

 

夫も母も、自分のやってきた事が
間違いだったと気付いた

 

時すでに遅し、とはこの事です。私に良かれと思ってやっていた事が、

実は「問題から逃げ、投げ出す癖」をつくり、「依存症を加速、悪化」させていたのです。

 

母は「このままじゃ静香に殺される!」と夫に言い残し、私が服役する前に姿を消しました。その結果、私は母の死に目には会えませんでした。

 

夫は私から散々嘘をつかれ、愛から恨みと憎しみに、感情が変化していました。

その恨みと憎しみが、私の受刑中に結果として「甘やかさない支援」へと繋がったのです。

 

親子でも、夫婦でも、カップルでも、友人でも、
犯してはならない境界線がある

 

自分を守るには、相手との間に境界線を引くことです。

相手の自立を望むなら、相手の問題に立ち入らない。これが境界線を引くことになります。

 

夫は自分を守るために、母は自分を守るために、私としっかり境界線を引きました。

 

私はいつもブログに書いています。

自分がしっかりしていないと、人を助けたり支えることは出来ないのです。

 

そのために、境界線は必ず必要です。

 

あなたの大切な人を何とか依存症から脱却させたい!更生させたいと思うなら、その大切な人としっかり境界線を引いてください。

 

境界線について分かりやすく書いている著書を紹介します。

 

共依存に悩む方、依存症や受刑者をご家族に持つ方には、ぜひ読んでいただきたい本です。

 

夫のあたたかさ

 

せっかく戸建てに住んでるんだから花火やりたい!!とずーっと言っていた私。

近所のビバホームへ一人で買い出しに行った夫が、「これ、売ってたから買ってきた」と無表情で渡してきたのは、花火でした。

よし!早速やろう!と言うことで、汗だくになり蚊に刺されながら、結婚して初花火を楽しみました。

私がらかした過去はこれからも決して消えませんが、二人仲良く花火をする程には、信頼関係も愛情も「ある程度」回復しています。

 

 

髪の毛がどんどん短くなります

 

私は超汗っかきで、髪の先まで汗でぐっしょりするほどです。夏場は出来るだけ髪を縛って過ごしたい!

これまではずっとそうだったのですが、セミロングやロングがあまり似合わないことが発覚。これは歳ですね。(笑)

と言うことで、これからは夏でもショートで過ごしたいと思います。何と言っても楽チン!

 

固定ツイートを変更しました

 

Twitterの固定ツイートに、私が碧の森を運営している理由と、目標を改めて書きました。

ぜひご一読いただければと思います。

 

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

最近は多くの方からコメントをいただきます。碧の森のHPをご覧の皆さん、こちらの元記事のアメブロのコメント欄もぜひ参考になさってください。

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