Column

ぶっ飛んだ弁護士

累犯

前回のブログでは水戸刑務所から届いた手紙の内容を読んで思ったこと、湯浅の考える大切なものについて書きました。

今日はある女性に起きたことを書いていきます。お名前をYさんとします。

(ブログを書く許可はYさんから得ています)

 

Yさんを突然襲った性被害

 

Yさんは昨年夏に性被害に遭いました。

犯人は酔ったYさんを介抱するフリをして性交渉を要求し、Yさんが生理だと断ると口腔性交を強要しました。

混乱したYさんは「するしかない」と思ったそうです。

Yさんは被害後、すぐ警察に通報することをしませんでした。正確にはパニックで「通報することができなかった」のです。

周囲の助けがあり、被害から日を空けずに警察へ届け出をすることができました。

Yさんの服からDNAの採取ができたこと、Suicaの情報でYさんと犯人がどの駅で降りたか証言の裏が取れたこと、防犯カメラにはっきりと犯人の顔が映っていたこともあり、犯人は3月に不同意性交罪で逮捕されました。

それでも、逮捕まで約半年かかっています。

 

Yさんから相談を受けました

 

私は性被害に遭ったことがあり、窃盗の加害者(前科者)でもあります。被害者の気持ちも加害者の気持ちも良く分かります。

加害者の男性は弁護人を通じてYさんに示談を提案してきました。

この示談に応じて良いものか?応じたら加害者は何の制裁も受けないのではないか?といった相談を受けました。

・大前提として、Yさんの考えと思い次第
・示談の場合、加害者にこれといった社会的制裁はない
・Yさんに今後どような症状が出るか全く未知数
・性被害を受けた人がどのような日常を送っているか

 

被害者・加害者両方の視点からYさんに事実と現実を伝えました。

 

加害者の弁護人のあり得ない暴言

 

Yさんは本当に悩みました。

悩んで悩んで悩んだ結果、示談をすることに決めました。

具体的な示談の金額を、Yさんの弁護人を通じて加害者の弁護人に伝えます。

すると加害者の弁護人からYさんに直接電話があり、このように言われたそうです。

 

性行為に対して同意があったんじゃないですか?
お金目当てなんじゃないですか?

Yさんはとても驚いたと言います。弁護士なのに、こんなこと言うんだ……。

 

男性50代の弁護士

 

私がこの話をYさんから聞いたとき、腹の底から怒りが込み上げてきました。

私はYさんに提案をしました。

・Yさんの弁護人を通じて弁護士会に抗議する
・Yさんから弁護士会に電話をして直接抗議する
加害者の弁護人の年齢は50代、「嫌よ嫌よも好きのうち」が罷り通った世代です。

加害者の弁護人でも言っていい事と悪い事があります。被害者に対してあまりにも酷い言葉がけだと、私は思います。

 

Yさんを見守っていきます

 

性被害に遭った方は、その後どんな症状が出るか分かりません。

こころもからだも、何年先に変化が起こるかも知れない、起こらないかも知れない。

こればかりは誰にも分かりません。

これからも付かず離れずの距離感で、Yさんを見守って行ければと思います。

 

性被害に遭われた方は相談窓口へ

 

性被害を警察に訴えるのはとても難しいことだと思います。

被害を受けた後は外に出るのが怖くて、男性全員が「そういう人」に見えます。

警察に言っても「どうせ信じてもらえないんじゃないか」と思います。

生々しい被害内容を警察の取り調べで何度も話すのは、つらい。

今回のブログに書いたような弁護人に対応されれば、さらに傷付きます。

ですが、放置すれば犯人はまた同じことを誰かに繰り返します。何故なら痴漢や盗撮、強制性交は「行為依存」だからです。

新たな被害者を出さないためにも、加害者に再犯をさせないためにも、勇気を持って相談窓口へ繋がってください!

 

・各都道府県警察の性犯罪被害相談電話につながる全国共通番号「♯8103(ハートさん)」

 

・ 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター

 

・Curetime

 

・THYME

 

上記以外にも性被害を受けた方を支援する場所や団体はあると思いますが、代表的なものを挙げています。

 

もちろん碧の森でもご相談は受けておりますが、碧の森のカウンセリングは有料になりますので、その前に無料相談に繋がることをお勧めします。

今日のブログは、誰もが被害者になり得る可能性があることをお伝えできればと思い、Yさんに許可を得て書かせていただきました。

 

元女子受刑者BAR、大盛況でした!

 

遠くは大阪、名古屋から足を運んでくださった方、お近くにお住まいの方、SNSの投稿を見て会いに来てくださった方、普段からお世話になっている方、仲間の皆さん、友人たち、ご来店本当にありがとうございました。

とても楽しかったのでまた開催します!

しょっちゅう開催すると飽きられてしまうので、年に3回~4回開催できればと思っています。(笑)

 

 

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

最近は多くの方からコメントをいただきます。碧の森のHPをご覧の皆さん、こちらの元記事のアメブロのコメント欄もぜひ参考になさってください。

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