Column

依存症者を支える“もの”

共依存(イネイブラー)

前回のブログでは立川拘置所へ移送されたこと、運動に出た時にあまりのうるささに驚いたことを書きました。

今日は依存症者を支えるものについて書いていきます。支えるものは二つあると私は思っています。

・まず一つ目は「物」です。
私はあらゆるものに依存しているので数が多いのですが、まずは睡眠薬や精神安定剤などの精神薬と、覚せい剤等の違法薬物、パチンコ、スロット、ポーカー、カジノ、洋服(身に着けるもの)、これらの物がこの世から無くなれば、私の依存は完全に止まります。

ですが現実的に考えて、これらの物が世界から無くなることは絶対にありませんよね(笑)

・二つ目は「者」です。
これは身近な人のことを指します。私で例えるなら、幼いころから欲を抑えることを教えず物を与え続けた両親、お願いをすればお金をくれたお客様たち、結果的に私の言う通りお金を出し続けた夫になります。

病院へ睡眠薬や精神安定剤を貰いに行くにはお金がかかります。細かく言えば、移動手段の車や保険証も必要ですね。

私の場合、そのお金や手段を提供したのは誰だったでしょう。

私が気持ちよく薬でおかしくなれたのは、母や夫の存在があったからこそなんです。
二人の存在が私を支えていたから、私は安心して薬・ギャンブル・買い物・窃盗へ依存ができたのです。

ほかの依存症で例えていきます。

アルコール依存の夫にお酒を提供し続けたのは誰なのか?
ギャンブル依存の子どもにお金を出し続けたのは誰なのか?
自傷行為をする娘の心の叫びを聞かなかったのは誰なのか?

しらふになれば本当にいい人だし……、これでもうやめるって言ってるし……、二度としないって言ってるし……、世間体が気になるし……

皮肉にも、家族や親しい人のこういった思いが、依存症を支えてしまっているのです。

依存症を支える“もの” #2 へ続きます。

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

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