Column

考え方の変化

向精神薬

前回のブログでは、矯正施設には義務教育を受けることができなかった人や、学力が低い人が多いということ、当たり前のことを訓練させられているということを書きました。今日はその続きを書いていきます。

立川拘置所では、受刑者同士が唯一会話ができるのは運動の時間です。そのうるささに圧倒されたと以前のブログで書きました。

ただ居室にいるだけだと体がなまってしまうので、運動に参加する事にしました。何人かの受刑者と話をするようになります。

何歳?どこから来たの?何やったの?何回目?
拘置所や刑務所では「今日はいいお天気ですね」、程度の感覚でこういった質問をされます。

ODができないので徐々に頭がクリアになってきました。(OD→オーバードーズ、薬の過剰摂取・過量服用)

立川拘置所に入所して1か月、私の考え方が少しずつ変わってきます。
その理由は、まず薬の量が圧倒的に減ったのが1つ。2つ目は、絶対に累犯になりたくないという強い思いがあったからです。

累犯という言葉の意味を調べると「5年以内に再び有期懲役になること」とありますが、初犯以外の人を指す意味で使われます。2回以上刑務所に来ている人は累犯です。

立川拘置所では累犯も初犯も一緒に生活するので、累犯から色々な話を聞くことができました。

私は受刑生活が本当に嫌で嫌で仕方がありませんでした。

前の拘置所では人の食べ物とは思えないようなモノを食べ、お風呂場はカビだらけで水虫になりそうなほど汚く、衣服や寝具は何十年も染みついた何とも言えない臭いがして、居室は人が生活する場所とは思えないほど汚かったです。

入浴はたった15分、夏は週3回、冬は2回です。入浴方法、シャワーヘッドの使い方まで細かい決まりがあります。おしっこしてる人もいるかもしれない湯舟なんて、絶対に浸かれない。
居室では用もなく勝手に立つことができない。作業中はトイレへ自由に行くことができない。

こんな生活は本当に嫌だ。もう二度とこんな所には来たくない。

これは受刑生活を送った人なら誰でも思うはずなんです。

わーい!また刑務所に来れた!やった!!なんて人は居ないはずなんです。

ではなぜ累犯が多く存在するのか?

私は二度とここに戻らないために、他の受刑者をよく観察するようになりました。

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

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