Column

元受刑者だからできること

アダルトチルドレン

前回のブログでは、コミュニケーション育成指導を受けたあと、自分にどんな変化が起きたか書きました。

今日は私の人生目標と、ブログを書き始めた理由について書いていきます。

私が拘置所に収監されたばかりのころはとても不安で、自分は出所してから生きて行けないんじゃないかと思いました。

たくさん理由はありますが、代表するものをいくつか挙げていきます。

・拘置所や刑務所に累犯が多いことにとても驚き、自分もまた戻ってきてしまうんじゃないかという漠然とした不安があった
・睡眠薬、精神安定剤、違法薬物、ギャンブル、窃盗、買い物への強い固執が一生完治しない「依存症」という病気だと知ったとき、刑務所を出所してもまた同じことを繰り返してしまうんじゃないかと思った
・人生の半分、20年もの間薬物に依存してきたことへの恐怖があった
・刑務所に来たことが人生最大の汚点であり、受刑歴があることで今後まともな生活は送れないだろうと思った
・全身に刺青が入っているおかげで、仕事の選択肢もなおさら狭まると思った

そんなときに立川拘置所で、元受刑者で元ヤクザの進藤龍也さんの講話がありました。
出所してもやっていけるんだ……元受刑者でもちゃんと生きて行けるのかも知れない!

進藤さんから大きな勇気をもらいました。

出所から4年が経過しました。現在の私はいくつかの資格取得に向けて勉強中です。そして資格を取ったら自分で起業しようと思っています。

何のために、誰のために起業するの?と問われたら、法務省で受刑者に向けて講話をするために起業すると答えます。

進藤さんが私に勇気をくれたように、昔の私のように刑務所で不安に思っている人へ伝えたいのです。

『私は人生の半分20年間も薬物に依存し続け、ODで記憶はぶっ飛び万引きを繰り返して結果刑務所まで来ちゃった。全身に刺青は入ってるし学歴は高卒、親は超ネグレクトで家庭環境は最悪。水商売も風俗も、ヤクザの愛人もやってきた。でもこんな私でもしっかり生きてる!外に出てもちゃんと生きて行けるんだよ!』

依存症の人の気持ちは、依存症になった人じゃないと分からない。

刑務所に収監された人間だから、中の辛さやもどかしさがよく分かる。

 

あの中に居た私だから、私にしかできないことがあると思っています。

 

今まで自分勝手に好きなことをして生きてきました。
好き放題を続けた結果、受刑者になってしまいました。

そんな私でもしっかり地に足をつけて前を向いて歩いて行けるということを、社会貢献ができるということを皆さんに知ってもらいたいのです。

私の人生の目標は、刑務所や拘置所で講話をすることです。

元受刑者の私が法務省で講話をするのは容易ではありません。経済的にしっかり自立していない元受刑者に、誰が講話を依頼するかって話です。

何年かかるか全く見当もつきません。

それでも今自分が思っていること、考えていることが受刑者の皆さんに少しでも伝わればと思いブログを書いています。

そして現在受刑されている方のご家族や友人、依存症の子どもを持つ親御さんに、私の経験を元に皆さんをサポートする、アドバイザーのようなものになれたらと考えています。

 

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

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