Column

刑務所の更生プログラム #2

コラム

前回のブログでは、刑務所の矯正教育が受刑者全員に行われているわけではないこと、自分を深く掘り下げないと、受刑するようになった(依存症になった)きっかけは見つからないということを書きました。

刑務所で依存症を学ぶ教育をもっとやったほうがいいのに……。そう考えていた私の目にこのような記事が飛び込んできました。2020年8月12日、埼玉新聞の記事です。

札幌刑務支所とNPO法人リカバリーが連携し、女子受刑者が出所後も孤立しない環境で継続的サポートを受けられる、という全国初の取り組みを始めるという内容です。

女性の薬物依存は男性よりも複雑です。
付き合っている男性に覚せい剤を勧められて、そのまま依存症になってしまうのは本当にあるあるで、それがシングルマザーだったりすれば子どもがどうなってしまうか……皆さん想像がつきますよね。以前のブログに書かせていただいたAさんが典型例です。

Aさんはそうではありませんでしたが、付き合っている男性が日常的にDVを繰り返すような人だと女性の逃げ場はなくなってしまいます。
そんな男とは別れればいいのに!と思う人が多いと思いますが、そういう場合のほとんどが共依存の関係になっているので、簡単に関係を断ち切ることはできないのです。

女子依存症回復支援センターが、具体的にどんなことをするのか調べてみたところ、以下のような内容でした。

私が注目したのは刑務作業で、これも後のブログで詳しく書いていきますが、“土に触れて植物を育てる”というのは精神的にとても良いのです。
コアプログラムには「あなたがここにいる理由」とありますが、これは自分を深く見つめる授業になるのかなと勝手に想像しています。

NPO法人リカバリーのホームページはこちらです

http://www.phoenix-c.or.jp/~recovery/

私はブログをアップすると、Twitterから投稿したことをお知らせするようにしています。私がフォローしている人は依存症の方、元受刑者の方が主です。フォロワーさんにもそのような方がほとんどです。

私のフォロワーさんから、前回のブログ「刑務所の更生プログラム」に対してこのようなリプライ(返信)がありました。

 

刑務所には職業訓練というものがあり、受刑態度が真面目な人が受けることができます。受刑者の希望制で、刑務官の審査を通って初めて受講可能です。

私が服役していた刑務所では、美容師免許や介護士の資格、フォークリフトの免許が取れますが、美容師などは受刑期間がそこそこ長くないと受けられません。介護士もそうですね。

刑務所によって取れる資格が違うのと、男区の方がもっとたくさんの資格が取れると思います。

Twitterでこのような返信をいただいて、ある程度自分で道を切り開く力のある受刑者は、職業訓練を受けられず、申し訳ないけど自分でなんとか更生してくれということなんだと思いました。

現在の刑務所はただ受刑させるだけで、これといった教育がされていないのが現実です。

そんな中、札幌刑務支所の取り組みは本当に素晴らしいものだと思います。

全国の刑務所にこうなってもらいたいし、私自身もこのような取り組みに参加できるよう、自分を成長させて力をつけていかねばと思いました。

返信いただいた犬耳さん、大分洗濯連合さん、そして私のためにこの記事をコピーしてくれたMさんに心から感謝します。どうもありがとうございました。

 

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

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