前回のブログでは、進藤龍也牧師の教会へ伺わせていただいたこと、記念すべき初対面は、「罪人の友 主イエス・キリスト教会」の16周年記念礼拝の日だったとを書きました。
今日は9月10日に書いた誘惑に負け続ける依存症子 #2の続きを書いて行きます。
このブログでは、出所後にタバコに逃げた私が、チャンピックスと言う禁煙補助薬でやっと止めたこと、次はスマホゲームの課金が止まらなくなってしまったこと。
依存症者である私は、どんな依存対象に対しても気を付ける必要がある。それに気付き、自分にやれることを探そうと決めました。
今まで私が何の資格を取ったのか、一切書いていませんでした。なぜその資格を取ったのか?取るまでにどんなことが起きたのか?碧の森とどのようにリンクするのか?
だいぶ長くなるので、何回かに分けて皆さんにお伝えしていきます。
まずいきなり書いちゃいますが、
・ネイリスト検定1級
・ジェルネイル検定上級
・アロマテラピー検定1級
以上の資格を持っています。
そして今現在は、産業カウンセラーの資格を取るべく、産業カウンセラー養成講座に通っています。実は明後日の17日㈰で講座は終了します。試験は来年1月です。
本当にネイリストなの?と疑問を持たれる皆さんに、合格した者に与えられるバッジと、過去作の写真を載せておきます。どれも私の右手です。
改めて過去を思い出す作業を始める
私は細かい作業が好きです。プラモデルを作ったりすることもありますが、仕上がりにはこだわります。これはどんな人でも同じかもしれませんね。
出所してタバコ、スマホゲームと依存に走り、私は改めて過去の自分を振り返っていました。私でも何か得意だったり、または好きだったことが絶対にあるはず。
何日かかけて振り返りました。向精神薬の影響で記憶がごちゃごちゃになっています。
今は薬機法が変わったので施術は出来ませんが、眉毛やアイラインの入れ墨の資格を取ったこともあります。そんなとき、ふと思い出したのです。
「わたし高校生のころ、ネイルチップを友達に作ってあげたことがあったなぁ……」
思い立ったが吉日、よし!ネイルやってみよう
まず初心者用のジェルネイルキットを、楽天で購入します。もちろん夫に相談し、「私は細かい作業が結構好きだから、それを仕事にできたらと考えている」と伝えました。
ある程度のアイテムが揃っている1万円ほどのキットを購入しました。まず自分でやってみます。知識がないので、自分の爪を痛めてしまうことが多々ありました。
やっていくうちに疑問がたくさん出てきます。「何でこれを使わなきゃいけないの?」、「これを使う理由は何なんだろう?」、「違うもので代用できないの?」、「どうしてこの手順じゃないといけないの?」など。
何より、もしネイルを仕事とするならば、自分の爪を痛めているようでは、お客様の爪に施術などできません。
ネイルスクールに行って、ネイリストになればいいんじゃね?
思い立ったが吉日の依存症子です。片っ端からネイルスクールのHPを見て、資料請求をします。
一番早く自宅に資料が届いたのが、とあるネイルスクールでした。私は他の資料が届く前に、このネイルスクールの説明会に足を運びます。
私の特性としてすぐに行動に移す、待つのが大嫌いで、とてもせっかちです。(笑)
このネイルスクールが、私の“やりたいこと”と“やるべきこと”を、最終的に「碧の森」という形へと導いてくれました。それはまた後に書いて行きますので、楽しみにしていてください。
私はネイリストになるべく、この学校に入校します。
なんでネイリストなの?
私がなんでネイリストになろうと思ったか。いくつか理由がありますので、説明していきます。
・爪を痛めず、ケアをしながら指先を美しくしたいと思ったから
・自宅サロンを開くことができると思ったから
・自宅サロンならば制服に着替える姿を、他人に見られる必要はないから
・指先が綺麗だと心が明るくなるから
・細かい作業が苦じゃないから
・自分に無理なく仕事を入れることができるから
これらの理由を、夫に粘り強く説明します。
ネイルスクールはとてもお金が掛かります。まず材料がとても高いです。そしてほとんどが消耗品です。ある程度の道具はスクールの料金に入っていますが、無くなれば当然自分で購入しなければいけません。
夫の意見は……
「何歳になっても学ぶことはできる。もし症子が本気でやりたいと思うなら、それなりの覚悟をしてもらう」と言われました。
それなりの覚悟と言うのは、学費を出すことで生活が厳しくなるということです。
ネイルスクールの学費は、ネイリスト検定3級、2級、1級によって値段が違います。始めから1級まで目指すという人は、学費も少し安くなります。
ジェルネイル検定もあり、今はこのジェルネイルが主流です。ジェルネイル検定は初級、中級、上級です。
大まかですが、一つの級を取得するのに約35万円ほどかかります。これにネイリスト検定やジェル検定の試験費用、材料などを含めると、かなりの金額になるのです。
※補足※ネイリスト検定3級とジェルネイル検定初級で約35万円~40万円、3級と初級に受からないと、2級・中級は受けることができません。1級・上級も同じです。
夫はこう言いました。「まず3級と初級に挑戦してみな」と。
私は反論しました。「始めから1級にすれば、それなりに受講料が安くなるのに!!」と。
結果、私はかなりの辛い思いをしながら、2年ほどの時間をかけて、1級、上級と取得できました。
でも夫は、私が物事を最後までやり遂げられるとは、このとき露ほども思っていませんでした。
まず何より、授業料を一気に支払うお金もありませんでした。
全ての級を取得した後に夫から聞いた話ですが、これまで私を見てきて、とても悪い癖があると感じたから3級から始めろと言ったそうなんです。この理由、皆さん何だと思いますか?
何でも一気にやりたがろうとするから。
この傾向、依存症者に多いのではないかと思います。
一気に詰め込み過ぎたり、背負いすぎたりすると、人は簡単にパンクします。肉体的にも、精神的にもです。その結果私は依存症となり、刑務所へ行くことになりました。
そしてブログ前半に書いた私の特性、「すぐに行動に移す、待つのが大嫌いで、とてもせっかち」ですが、もちろん良い結果を生む場合もあります。ですが依存症子の人生の中で、「せっかち」が故に失敗したことが山ほどありました。
せっかちで結果をすぐに求めることより、コツコツと一つのこと続けることが、私の人生をより良くすると夫は考えていたのです。
夫は私のことを、物事をすぐに投げ出す、嫌になったら辞める、面倒になったら通わなくなる人間だと思っています。
それはこれまで私がやってきたことの代償です。夫にそう思われても仕方がないようなことを、これまで散々やらかしてきているのです。
私は3級でいいから受けさせて欲しいと、お願いしました。
私よりも一回り以上若い子たちとの勉強
あのころのスクールには、私より年上の人は少なかったと思います。多くの人が私より年下でした。
20代前半でネイリストを目指す子、就職したはいいけどやっぱり自分のやりたいことをやろうと、仕事を辞めてネイリストを目指す人。そんな年下の子たちを見て、ものすごい劣等感が襲ってきました。
私が20代前半のころ、何をやっていた?薬物に処方薬にギャンブルに愛人生活、本当にどうしようもない。
ここで一緒に勉強する人たちが、私が元受刑者で、全身に刺青が入っていると知ったらどんな顔をするだろう?そんなことを考えながら、一緒に授業を受けます。
始めのうちは遠慮しながら、自分を出すことをせず、大人しく授業を受けていました。でもせっかく何かの縁で出会ったのだから、スクールだけの付き合いは寂しいな、そう思い始めました。
3級の試験内容は、両手の甘皮のケアをして、ポリッシュ(マニキュア)をモデルさんに塗り、花のアートを描きます。アートは試験の度に課題が変わります。あとは筆記試験です。
このネイルモデルを、栃木で一緒だった元受刑者にお願いしました
彼女の名前を仮にNさんとします。Nさんとは栃木刑務所の静思寮という、釈放前指導を受ける所で2週間一緒に過ごした仲です。
試験を受けるには必ずモデルが必要です。出所後の私にはモデルを引き受けてくれる友達などいなかったので、Nさんにお願いしました。Nさんはすでに就職していましたが、快く受けてくれました。もちろんスクールまで来る電車賃、検定当日はモデル料も支払います。
高校のころの友人にお願いすれば、もしかしたら快諾してくれたかも知れません。でも私にはお願いする勇気がなかったんですよね。
Nさんには定期的にスクールに来てもらったり、家に来て練習に付き合ってもらったり、とてもお世話になりました。
ですが、私はNさんに不信感を持つようになります。
次回へ続きます。火曜日に更新できるように頑張ります。
※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ「依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりました」の内容を、加筆修正して再掲載したものです。
最近は多くの方からコメントをいただきます。碧の森のHPをご覧の皆さん、こちらの元記事のアメブロのコメント欄もぜひ参考になさってください。



