Column

コメントは宝の山

毒親、毒母

前回のブログでは、受刑者や依存症者の帰る場所に、素直に気持ちを吐き出せる場を作って欲しいと書きました。当人が家に帰って来たときに、安心して弱音を吐ける場を、皆さんに作っていただきたいと依存症子は思います。

ブログのコメント欄は、宝の山です

今日のブログは、前回のブログのコメント抜粋をしていきます。普段あまりコメントに目を通さないという方も、これを機にぜひ見てみることをお勧めします。

コメントは、宝の山なんです。

耳の痛いこともあれば、なるほど!と思うこともある。前回のブログのコメントには、依存症者のご家族、受刑者のご家族、待ち人さんの参考になることがたくさん書いてありました。

このブログを読む皆さんに、“多くのことを多角的に”考えていただくきっかけになればと思いいます。

アルコール依存症者のご家族の体験談

今回以下のコメントを抜粋させていただいたのは、ご主人がアルコール依存症の奥様です。

『私は家族側です。家族会やカウンセリングに通うことで、得るものはとても多いです。記事の例で言うと、夫婦の不仲、世間体を気にする生き方、依存性を理解せず排除する態度が変化して、よりよく生きるキッカケになり得ります。
刑務所に行った本人が一番悪いけど、関わった家族が「自分ごと」として捉え、変わっていけると、豊かな人生になります。
家族会もカウンセリングも行かない家族は、せっかくの機会を逃して勿体無いです。
私は家族会とカウンセリングの両方に通い、自分のケア方法、怒りの元、本来の私の問題を知ることが出来、成長できたと思います。
アルコール依存症者の家族としての経験はホント、クソで、誰にも同じ思いをして欲しくないけど、もう巻き込まれたのなら、腹を括ってより良き人生にするキッカケにしたらいいのにと思います。
それが帰ってきた受刑者のためというより、自分のためです。
ピンチはチャンス、無駄にするな、家族会に行け~!と思うけど、みんな行かないよね(笑)

腹を括ってより良き人生にするきっかけを掴め!

この方のコメント、依存症者のご家族、受刑者のご家族、待ち人さんに響きませんか?刺さりませんか?

依存症者のご家族、なおかつ経験者ならではの貴重なご意見だと思います。

「誰にも自分と同じ思いをして欲しくないけど、もう巻き込まれたのなら、腹を括ってより良き人生にするキッカケにして欲しい。」

もう巻き込まれてしまったことを後悔しても、時間が戻るわけではないし、依存症が完治するわけではない。

ならば腹を括って、ピンチをチャンスに変えませんか?行動を起こしてみませんか?

私は元受刑者です。受刑生活の経験者として、元受刑者の皆さんと今受刑している皆さんに、二度とあんな所に戻って欲しくないと思います。

刑務所へ行った事実は消えない。時間は戻らない。だったら何かしらの気付きを得てから出て来て!

二度と戻らないように、待ってくれている人を二度と悲しませないように、自律、自立、自省をしっかりしてから出て来て!私はそう思います。

犯罪とは無縁の方のご意見

『刑務所内の受刑者本人よりも、受刑者の家族の方が世間の批難や生活苦が重なって過酷な環境に追い込まれる…。
家族は進学、就職、縁談にも影響はあるそうです。
受刑者の帰りを待つ家族もマイナスからのスタートになる場合もあると思います。(以前、依存症子さんのブログで受刑者の家族は警察官になれないというのを目にした記憶があります。勘違いでしたら申し訳ないです)
改めて思うのは、そのような家族を支援する依存症子さんのような存在の頼もしさです。
そして、理想論かもしれませんが、出所した人を寛容に受け入れる地域コミュニティを僕含めてひとりひとりが作っていくことも大切だと考えました。

犯罪とは全く無縁の方が、「出所した人を寛容に受け入れる地域コミュニティを、僕含めてひとりひとりが作ってくことも大切」とおっしゃってくれることに、私はとても感動しました。

こういった主張を、例えば私の夫や、受刑者や元受刑者の家族、待ち人さんが声をあげるのは、普通のことだと思うのです。

なぜなら、出所した後の生活がありますから、出所後の生活を改善したい、罪を償った後に普通の生活をしたいと思うのは、本人も家族も願うことだからです。

これを一般の方が、犯罪と無縁の方が言ってくださる。こんなに嬉しいことはありませんよね。

碧の森への引っ越しと共に!

出所した人を寛容に受け入れる意識を、もっと多くの一般の方に持ってもらえるような活動をしていきたいです。

それも私のやりたいことの一つであり、元受刑者が社会復帰するにあたり、絶対に必要なことだと思っています。

碧の森への引っ越しまであと8日。産業カウンセラーの筆記試験は1月23日。これらが一段落すれば、やれることが増えます。

HPのコンテンツを増やし、もっと良いものにしていくつもりです。

でも、私のやることは変わりません。

私が日々やることは、何ら変わりません。

相談者さんの傾聴をし、寄り添い、伴走し、時には共依存から引き剝がし、アドバイスをします。

どれだけ碧の森が大きくなろうとも、有名になろうとも、これだけはずっと続けていくことを、皆さんにお約束します。

最後に、Vegaさんのツイートを紹介します

Vegaさんは、碧の森のお役立ちリンクでも紹介させていただいている、アルコール依存症当事者です。

Vegaさんのツイートはどれも「そうそう!」と声を上げたくなるほど、依存症者あるあるを呟いています。

そんなVegaさんが、受刑者にもありがちなことをツイートされていました。

「依存症が進行するにつれ、出来もしない目標を立て、守れない約束をするようになりました。 失った物を取り戻さなければと心の底で焦り、現実逃避が一層ひどくなっていったように思います。」

 

私も受刑当初、現実逃避していた時期がありました。

刑務所に自分が居ることを、認めたくなかった。ここに居る人たちと自分が同レベルだなんて、認めたくなかった。

でもある日、やっと気付いたんです。外の人から見れば、「刑務所に居る人間は皆同じ括り」だということに。

殺人だろうが薬物だろうが、詐欺だろうが窃盗だろうが、放火だろうが強盗だろうが、強制性交だろうが横領だろうが、

外の人からすれば、「犯罪を犯して収監されている受刑者」なんです。

Vegaさんのツイートを拝見し、まだ立川拘置所に移送されて間もないころの自分を思い出しました。

 

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

最近は多くの方からコメントをいただきます。碧の森のHPをご覧の皆さん、こちらの元記事のアメブロのコメント欄もぜひ参考になさってください。

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