Column

「私の回復は家族の回復」、tomosibiさんのブログより

受刑者

前回のブログでは、依存症者や受刑者をコントロールしないでください、と書きました。

ただ「操る」という意味だけではなく、何かを妨害しようとする、邪魔をする、詮索する、止める、怒る、叱ることもコントロールに入ります。

「自分の思い通りにしようとする」、「自分の言うことを聞かせようとする」ことも、コントロールだと理解してください。

孤独にならない

 

tomosibiさんのブログにこう書いてあります。

「辛いのは私だけじゃない、という事実を知ったのと同時に、受刑者の数だけ、依存症当事者の数だけ、そのパートナーや家族がいて、苦しみ、もがきながらも生きている人がたくさんいます。」

 

いつも皆さんにお伝えしていること。

どうか、孤独にならないでください。

自ら孤独を選択せず、プラス思考になれるような方とお付き合いをして欲しいと思います。

 

閉ざされた世界に居ると、「こんなに辛いのは私だけなんじゃないか……」と、自己憐憫の気持ちが大きくなります。

※自己憐憫→自分を哀れみ可哀想だと思い込むこと。被害者意識が強く、他人の同情を期待する傾向がある。

然るべき相談機関、病院、自助グループ、家族会へ繋がり、自分の認知が歪んでいないか、俯瞰して見ることは必須です。

 

依存症者の認知の歪みとは?

 

依存症でよく耳にする認知の歪みとは?

性依存が一番分かりやすいと思いますので、簡単に例えていきます。

 

痴漢が止められない男性が居たとしましょう。

夏場、肌の露出の多い女性に対し、電車の中で痴漢をします。

女性は嫌がることをせず、ずっと下を向いて黙っています。

この男性、「嫌がらないということは気持ちが良いんだ!」、「露出している女性は触られたい願望があるんだ!」と考えます。

ですが実際は、女性は痴漢をされた恐怖とショックで、声を出せないだけなのです。

 

これが依存症者の、認知の歪みです。

 

支援する側の認知の歪みとは?

 

これも簡単に例えていきます。

・この人はきっと私が居ないと生きて行けない

・愛で更生させてみせる

・家の中で依存行動をするならまだマシ、見て見ぬふりをしよう

・警察に捕まって欲しくない、証拠を捨てよう(隠蔽しよう)

 

あなたが居なくても、依存症者は生きて行くことができます。

愛だけでは、依存症は治りません。

世間に知られたくない思いから、依存症者を隠すことで、治療がどんどん遅れます。

証拠隠滅は、犯罪です。

 

一人では認知の歪みに気付けない

 

認知の歪みは、自分一人ではなかなか気付けないものです。

実はtomosibiさんも、「母の愛で何とかしてみせる」、と考えていた一人です。今のtomosibiさんからは想像がつきませんね。

カウンセリングを続け、依存症に対して、親が如何に無力なのか、少しずつ理解していただきました。

これはどんなご家庭でも、パートナーでも当てはまります。

 

依存症に対して家族やパートナーは、悲しいほど影響力がなく、果てしなく無力なのです。

 

傷の舐め合いは、回復に結びつかない

 

これは依存症者だけに言えることではなく、ご家族にも言えることです。

「辛い、苦しい、悲しい、死にたい、自分のことを分かってほしい、慰めて!」

これでは自分の話を聞いて欲しいだけの、我儘な人です。

傷の舐め合いをするのではなく、互いの家族の情報交換をするなど、問題解決のために尊重し合える関係が望ましいですよね。

 

家族の抱える問題が、依存症や犯罪などの問題行動として表れる

 

うちの子はどうしてこうなってしまったのかしら……

依存症者と受刑者のご家族は、皆さん同じことを考えます。

 

厳しいことを言います。

あなたが築いてきた家族に、問題があることがほとんどです。

今さらそんなことを言われたって、過去には戻れないんだから変えようがないじゃない!

おっしゃる通りです。

だから、今から変えていけばいいのです。

 

家族の形を取り戻せば、依存症者も受刑者も必ず回復、更生します。

 

家族の形は様々ですが、ここでは分かりやすく、仮に4人家族だとしましょう。

私の思い描く家族の形とは、以下です。

夫婦が互いに笑って、時には言い争いをして、何でも話し合える仲であること。子どもとのコミュニケーションが取れていて、依存症者や受刑者をあたたかく迎えられる、場所づくりが出来る関係性であること。

つらつらと書いていますが、簡単なことではありません。

これらをやってこなかったから、家族に問題があったから、

あなたの大切な人は、依存症や受刑者になってしまったのではありませんか?

 

一番悪いのは、
依存行為に耽溺している本人
犯罪を犯した本人です

 

家族が全部悪いの?そうではありません。

一番悪いのは、間違いなく依存症者と受刑者本人です。

甘やかさず、コントロールせず、無力を認めて当事者を手放し、失敗する機会を奪わず、どん底へ突き落す勇気を持ってください。

何度でも言います。

人はどん底を見ないと、自らの足で這い上がろうとはしません。

罰を与えても無駄です。

いかに自分が「ここから這い上がろう!」と考えられるかに、かかっています。

 

 

↑は、最近の私のツイートです。

なぜこんなツイートをしたかですが……。

お金が無い人や借金を背負っている人は、無駄遣いが多いと感じます。

そしてネットワークビジネスやアフィリエイト、株や先物、○○コインなどで、楽をして稼ごうとする人がいます。

「あなただけに儲かる方法を教えます!」というキャッチコピーを見掛けますが、本当に儲かる方法があるのなら、私だったら誰にも教えません。

もしそんな方法があるならば、日本に貧困など起こらず、みーんなお金持ちになっていると思うのです。

お金が無い人に限ってこういう文句に騙され、更に貧乏になります。

 

誰でもネットが使えるようになったのに、なぜこういう“情報弱者”が生まれるのでしょう?

自ら動いて調べることをしない人は、情報弱者になりがちです。

○○さんが言っているから正しい!とか、テレビで言っているから正しいとか、有名ユーチューバーが言っているから間違いない!とか、フォロワーの多いインフルエンサーが言っているから正しい!ではなく、

自分の手と足を使って、ちゃんと調べてください。

情報の取捨選択、今の時代では特に重要だと、私は思います。

自分の身は自分で守る。

そのための知識をつけることは、より良く生きていく上で、絶対に必要なことだと依存症子は考えます。

 

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

最近は多くの方からコメントをいただきます。碧の森のHPをご覧の皆さん、こちらの元記事のアメブロのコメント欄もぜひ参考になさってください。

PAGE TOP