Column

受刑者との文通で思うこと #2

薬物依存

前回のブログでは、現在やり取りをしている受刑者の手紙の内容について、過去を振り返ることは難しいと書きました。

 

何が悪くて刑務所へ来てしまったのか?

 

これを端的に答えられる元受刑者、少ないと思います。

前科者も逮捕されたことのある方も、自分がなぜ捕まったのか?なぜ裁判を受けることになったのか?

明確に答えられる方は少数だと思います。

 

どうして犯罪を犯す思考になったのか?

 

自分がなぜ犯罪を犯すことになったのか?

・お金に困っていた
・誘われて断れなかった
・カッとなった

仮に上記のような理由が出てきたとします。では、

・なぜお金に困る生活をしているのか?
・断れなかった理由は何なのか?
・カッとなる理由は何か?

 

このようにどんどん深堀します。

深掘り=人生の棚卸しです。

一つのことを「何でこうなった?どうしてこういう思考になった?」と振り返っていくと、自分の特徴・特性が良く見えてきます。

 

更生と回復には、己を知る必要がある

 

自分の特徴・特性を知っていれば、犯罪を犯すような「きっかけ」を極力作らずに生活できます。

生きていますから、全く作らないことは難しいです。でもきっかけを遠ざける、避けることは出来ますよね。

 

「きっかけ」は本当に本当に小さなものだったりします。

例えば職場で嫌なことがあった、誰かと喧嘩した、思っていた通りに事が運ばないなど、日常生活とリンクします。
自分を深く理解していれば「あっ、このままじゃ悪い方向へ向かうかもしれない」と、一呼吸置くことが出来ると思います。

 

「悪い方向へ向かっていると気付いた」ときには既に手遅れだと、立川拘置所の教育の先生から言われたことがあります。

服役中はそこまで感じていませんでしたが、今はこの言葉を重く受け止めています。
 

私、不機嫌になると車の運転が超荒くなります。普段は安全運転ですが、機嫌の悪いときとそうでないときの差がものすごく激しいんですよね。

運転が荒くなったら、自分の心が平静でないサインです。
こういうことは前科者だろうが普通の人だろうが、誰でもあることです。

依存症者や元受刑者は、些細な変化が「スリップ」と「再犯」のきっかけになり得る。それを念頭に置いて生活する必要があると私は思っています。

 

そこまでしないとダメなの?

 

ダメではありません。どこまでやるかはあなた次第です。

・私は二度と刑務所へ戻りたくないと心から思っています。
・いつか必ず刑務所で講話をすることを人生の目標としています。
・絶対にスリップしたくありません。スリップしたらまた刑務所へ行くことになると重々理解しているからです。
・私を頼って相談に来てくださる方を裏切りたくありません。

 

とても強い想いがあるから、再犯しないように努力する。

スリップしないよう、今の自分に出来ることをやる。

 

私はこれからも些細な変化に目と心を配り、二度と刑務所へ戻ることの無いよう、毎日を丁寧に積み重ねていければと思っています。

 

 

私が刑務所へ行くことになった理由

 

私は向精神薬の大量摂取をし、スリルを味わうために窃盗を繰り返して服役しました。

根本には薬物依存、両親から連鎖しているギャンブル依存、身の丈以上の買い物をしてしまう買い物依存、自分の身体を傷付けることで生きていると実感できる自傷行為、様々な依存がクロスしています。

両親からの虐待やネグレクト、幼少期から20代半ばまで性被害に度々遭っています。

 

若い頃から依存行為へ走った理由、依存行為に耽溺した理由、刑務所へ行くことになった理由は、

 

嫌なことを常に投げ出し、責任転嫁し、いつも誰かが助けてくれる、何とかしてくれると他力本願で生きて来たからです。

 

 

逃げてもいいけれど絶対に投げ出さない。責任転嫁をしない。他力本願にならない。

 

服役中に過去を徹底的に見つめ直し、出所後は1日1,000円で夫と自分の食事を作る生活を2年続け、ネイルの勉強をし、多くの人と関わりを持ち、アメブロで発信を続け、辿り着いた答えはこの3つです。

この3つは一見、犯罪とは全く無関係に感じられるかも知れません。前科があっても無くても、この3つが出来ない人はたくさんいると思います。

当たり前のことを当たり前に出来るって、本当にすごいことだと思います。

この3つをずーっと続けることが出来れば、再犯もスリップもしないだろうと自己分析をしました。

 

今後、私の自己分析は変化していくかも知れません。棚卸しは「一度やって終わり」ではなく、一生続けていくものだからです。

 

受刑者との手紙のやり取りを通して思ったこと、考えたことを2週に分けて書かせていただきました。

 

パーマをかけても家で同じスタイリングが出来るとは限らない

今年最後の美容院です。

美容院で仕上げてもらった髪型、自分で再現できる人ってどのくらいいるんですかね……。(ネイリストでもヘアセットが出来るほど器用とは限らない)

ショートだと少し伸びるだけで気になっちゃう。特に襟足。

Xmasケーキ

Xmasケーキは毎年欠かしません。夫婦でペロッといただきました。

年内最後の罪友教会

昨年もそうでしたが、夫と年内最後のご挨拶をするのが定番となりそうです。

Xmasプレゼントのじゃんけん大会は盛り上がりました!

12月に入って既に3回も大喧嘩

今は言語化できていないので、来年に改めてブログにまとめます。

・依存症者の家族は、一生依存症者を許すことが出来ないのか?
・依存症者はどれだけ頑張っても、過去のやらかしで努力が一生相殺され続けてしまうのか?

喧嘩の顛末を書いて行きます。

性依存で漫画家の津島隆太さんが街録chに出演されました!

 

津島さんのセックス依存症になりました」は、とても分かりやすく行為依存について描かれています。

文字が苦手な方でも漫画なら入りやすいと思います。ぜひ読んでみてください。

津島さんのTwitterはこちら↓

https://twitter.com/Tsm_Ryu

 

早めの年越しそば

 

お蕎麦屋さんは年末どこも混雑しますよね。今年は早めにいただきました。

こちらのお蕎麦屋さんは大宮にありますが、いつ伺っても大盛況です。

 

本年もブログを読んでくださり、ありがとうございました。

 

私のブログを読んでくだっさった方全員が、年末年始を心穏やかに過ごせますようお祈り申し上げます。

1月6日のブログはお休みさせていただきます。次回は1月13日に更新予定です。日常は不定期でupするかもしれません。

2023年も湯浅静香をよろしくお願いいたします。

皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。

 

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

最近は多くの方からコメントをいただきます。碧の森のHPをご覧の皆さん、こちらの元記事のアメブロのコメント欄もぜひ参考になさってください。

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