Column

最近の気付き

依存症者の家族

前回のブログでは、今まで詳しく書いたことのなかった父の死について書きました。

私のブログは私自身の棚卸しの場でもあります。同じような内容を書いていても、月日が経つと思うことも変わってきます。

思うことは変わっても、このブログを書き始めたころの信念や目標は全くブレていません。

 

依存症者や元受刑者、共依存のご家族やパートナーさん、ぜひご自身の棚卸しをしてみてください。見える世界が広がると思います。

 

とある講座を受講中です。

 

コロナの唯一の恩恵と言っても過言ではないオンライン授業、講座、会議や相談業務。自宅に居ながら学べる環境やツールは、この3年で圧倒的に進化したと思います。

そんな恩恵を受け、とあるカウンセリングの講座をzoomで受講しています。(産業カウンセラーではありません。そのうちブログでご報告出来ればと思っています。)

講座の講師はS先生。高卒の私でも理解できるよう丁寧に教えてくださいます。

生徒さんは長く学ばれている方が多く、何年も前から定期的に講義を受けている方が多い印象です。

S先生のHPには講座ごとに、〇月〇日(△曜) 〇時~〇時、内容「□□□□□」と予定が組まれています。

それを確認しながら、自分の仕事やプライベートの予定を入れます。

 

S先生は遅刻、授業開始時間が過ぎて中止又は延期の連絡、zoomのURL送信を忘れられる、すっぽかしが多い

 

S先生は海外育ちの影響もあるのか、遅刻が多い人です。

すっぽかされるなら他の予定を入れられた、遅刻するならもう少し仕事が出来たのにと、だんだん腹が立つようになりました。

私は元受刑者で依存症者です。たくさんの嘘をつき、時間など当然のように守らず、人との約束を散々破って生きてきました。

そんな生き方をしてきた自分を刑務所でとことん見つめ直し、出所してから生き方を変えたいと心から願った私は、まず「時間と約束を守れる人間になろう」と思いました。

 

時間と約束を守れない人間が信用なんてされるわけがない。この2つを守ることは、更生の大前提だと考えています。

「元受刑者」や「前科者」というマイナスからのReスタートです。

約束を破ったり時間を守らなければ、「これだから元受刑者は……」、「やっぱりね……」と言われるのは目に見えています。

 

私は元受刑者を前面に出し、顔と本名を出して活動をしています。だからこそ自分を厳しく律している部分があります。

 

自ら人を遠ざけていた、認知の歪み

 

今日で満期から2,113日が経過しました。仮釈放を多く貰えたので、社会に戻って約2,300日が経過しています。

この間にたくさんの人と出会いました。

・自分とは決して相容れない人と出会いました。
・考え方が真逆の人と出会いました。
・私を敵視したり攻撃する人と出会いました。

受刑前の私は、「自分と意見の違う人」を徹底的に遠ざけてきました。

「私と意見が違う人は、私のこと嫌いなんだよね!?」という勝手な脳内変換が起きていました。

意見は意見、批判は批判です。好き嫌いとは関係ありません。

 

私のことが嫌いで意見や批判をしているのではなく、「私は○○と考えるけれどあなたはどう?」と私のことを想ってアドバイス、苦言、疑問をぶつけてくれていただけなのに、

 

私は自分に苦言を呈する方たちを自ら遠ざけ、孤独になっていきました。

 

このような経験から、どんなに悪いことが起きても「この経験は必ず今後の人生の糧になる」と考えて毎日を過ごしています。

 

人の意見に耳を傾け、忍耐と努力を続ける

 

・苦言を呈する人にきちんと向き合おう
・立ちはだかる問題は必ず私を成長させる
・人の意見をきちんと受け止めよう

このように心に決めて、出所後の生活を続けてきました。

 

そんな中、ブログの冒頭に書いたS先生の遅刻やすっぽかし事件が何度か起きます。

 

憤ります。腹が立ちます。イライラします。

「元受刑者の私でさえ時間と約束を守るのに、カウンセラーのプロであるはずのS先生はなぜ守れないんだろう?」

 

初めてS先生の講座を受けた1年前から、遅刻癖のある方だなと思っていました。

数回ならまだしも何十回と遅刻があると「またかよ……」となり、違う日の授業も「今日もどうせ遅刻でしょ?」というバイアスがかかるようになりました。

それでもお金を払って授業を受けたのは、冒頭にも書いた通り、先生の授業が非常に分かりやすいからです。

遅刻(10分以上の遅刻が15回以上)、授業開始時刻30分過ぎて中止の連絡(2回以上)、個人面接練習の無連絡キャンセル(2回)を受けても、これまで何も言わずに我慢していた理由ですが、

 

こういうことでいちいち怒らない、忍耐と努力が必要だって自分で分かってるよね?これも自分を成長させる試練かも知れない、だから心を落ち着けよう。

 

そう自分を強く律していたからです。

 

冷静を保つように努力をしました

 

・苦言を呈する人にきちんと向き合おう
・立ちはだかる問題は必ず私を成長させる
・人の意見をきちんと受け止めよう

先ほど書いたこちらの3つの真ん中、この遅刻やすっぽかしに冷静に対処することも、私の成長と更生に必要。

 

このように考えていたのですが、一般常識を守れない人に対して我慢をする必要があるのかな?と考えるようになりました。

そこで、授業の無連絡キャンセルをしたS先生に対して、このようなメールを送りました。

「(授業を)忘れられていますか?」と送ったのは私です。

 

このメールに対して返信はありませんでしたが、その後少しずつ改善しているように感じてはいます。

 

1月31日、zoomのURLが送られて来ない

 

 

1月31日に講義が始まるのを待っていましたが、URLが送られてきません。講義に参加している知人にLINEをしたら、開催されていると返信が来ます。

腹が立ちました。また忘れられてんの……?
腹立たしさと言うより、呆れに近い感情。

知人に「すみません、チャット欄から先生に湯浅にURLが届いていませんと伝えてください」とお願いし、5分ほどしてURLが送られてきます。

 

この日はイライラして、講義に全く集中できませんでした。

 

 

元受刑者だからと、必要以上に我慢する必要はないのでは?

 

事情の説明が長くなってしまいましたが、こんなことが昨年から起きていました。近いうちにS先生と1対1でお話をしたいと思っています。自分の心を健康に保つために。

社会に戻ってから、時間を奪う人がたくさん現れました。

時間は唯一、人間に平等に与えられたものです。

 

それを軽々しく奪う人と、出所後にたくさん出会いました。

私は受刑前に、人の時間を奪い続けてきました。
だから今は、相手の時間を極力奪いたくないのです。

 

自分に対し、必要以上の忍耐を課していることは理解しています。

 

更生に必要なことだと自分で分析しているから、今後も課し続けると思います。

 

これからの私のスタンスは少し変化すると思います。
私を尊重してくれる方に対して、忍耐強く居られれば良いのではないか。

 

 

そんなふうに考えを改めることになった出来事を、今日は書かせていただきました。

 

 

大船榎本クリニックのランチタイムセミナー、おススメです。

ランチの時間を利用して依存について学べます。しかも無料です。

「盗撮をやめられない男たち」の著者、斉藤先生のセミナーでした。

盗撮も痴漢も依存行為です。こちらの本は行為依存についてとても分かりやすく書かれています。良書です。

ネイリストです(笑)

 

定期投稿をしないと自分がネイリストだということを忘れる私です。

先端クリア、夏は涼し気ですが今は寒々しいですね(笑)

 

ギャンブル依存症当事者のお二人と

ギャンブル依存症当事者のTomyさんたつやさんと焼き肉を食べてきました。

Tomyさんとは初対面です。こうしてご縁が広がる理由は、自分の足で動いているからだと実感します。

この出会いをセッティングしてくださったたつやさんに、お忙しい時間を割いてくださったTomyさんに、心から感謝いたします。

 

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

最近は多くの方からコメントをいただきます。碧の森のHPをご覧の皆さん、こちらの元記事のアメブロのコメント欄もぜひ参考になさってください。

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