あなたは実は依存症かも?依存症チェックリスト
違法薬物や処方薬をやめられない・借金をしてまでギャンブルや買い物をしてしまう・物を盗むことがやめられない・自傷行為や過食嘔吐が止まらない・性行動が逸脱してしまう・お酒をやめたいのにやめられない・家族や友人に嘘をついてまでやろうとしてしまう。それは依存症という脳の病気です。依存症は完治しません。じゃあどうすれば良いのでしょうか?
各種依存症チェックリスト
依存症になったきっかけを見つけましょう。
友人に誘われた・ストレス発散のため・刺激がほしい・誰にも見てもらえない・孤独・仕事が上手くいかない・自分に自信がない・自暴自棄・死にたい、様々な理由があると思います。あなたが依存行為を始めたきっかけを考えてみてください。
自分が病気だと認めましょう。
病気だと認めることができたら、精神保健センターや役所、依存症専門病院へ問い合わせをしてください。
依存症者本人が回復を目指す自助グループ
依存症者の家族・友人・関係者のための自助グループ
でもいきなり病院や自助グループに行くのは不安
自分は病気じゃない!自助グループにどんな人達がいるのか分からない。何をやるのか分からない。ちょっと宗教っぽく感じるし怖い。これは私のもとに多く寄せられる声です。オンライン相談では皆さんのお話を伺いながら、下記のようなことについてもお伝えしています。
- 自助グループを利用するメリットと注意点
- 行くのが嫌になるよくあるパターン
- スリップしたら自助グループへ行きにくくなる、行かないから更に依存が深まるという悪循環
誰にも相談できない、話をする気になれない
依存症が進行すると孤独になり、相談相手もいなくなって本当に自分のことを想ってくれる人を自ら遠ざけてしまいます。厳しい人こそあなたにとって大切で必要な人です。それに気付くためにはまず自分を理解しましょう。依存症は完治しないけど、回復することはできます。今日一日飲まない、賭けない、やらないを積み重ねていくこと、それが「回復」です。
気付いたら刑務所に
依存症はすぐに回復できるような生易しい病気ではありません。私は元受刑者で依存症当事者でもあります。虐待とネグレクトを受けて育ち、母は毒親です。小学2年で見知らぬ男性から性被害に遭いました。高校のころから援助交際で稼ぎ、ろくに学校に行かず学歴は高卒、卒業はラクに稼げて学歴が必要ない水商売で働き、ヤクザやお金持ちの愛人になりました。プロフィールにあるように、薬物依存・クレプトマニア(窃盗症)・処方薬依存・ギャンブル依存・自傷行為……多くの依存を経験してきました。そして次第に依存症がどんどん悪化し、とうとう吉原のソープランドで働くようになりました。そして気が付いたら刑務所にいました。
多くの依存症を経験してきた私だから伝えられることがある
このような経験は、今の私にとってマイナスではなくプラスの出来事です。こんな経験をしてきた“私にしか”できないことがある。“私だから”できることがあると思っています。更生を続ける方法、依存症からの回復を続ける方法は、私の経験から得た宝物です。相談者様に私や座談会参加者の経験談をお話しし、気付きを得ながら、共に人生の伴走をさせていただければと思います。