待ち人座談会
碧の森の相談者さんの多くは待ち人さんです。これまでたくさんのお話を伺ってきましたが、待ち人さんがブレることなく受刑者の支援を続けることが大切だと感じています。
相談者さんから「悩みを吐き出す場がない」というお声を多くいただきます。
依存症者の家族、犯罪被害者の家族、犯罪加害者の家族グループは既に存在しています。ならば「待ち人」や「待ち人卒業後」に特化したグループが存在しても良いのではないでしょうか。
自助グループは言いっぱなし・聞きっぱなしが基本です。仲間が話をした内容を批判も肯定もせずに聞き、気付きを得る。
批判も肯定もしないことで話をしやすい環境を作るのが自助グループです。この仕組みは古くから守られてきたもの、伝統です。
その伝統に、私はもう一歩踏み込みたいです。
誰かの発言に批判をしないことは大前提です。プラス、質問やディスカッションがあればもっと多くの気付きを得られるのではないでしょうか。
「待ち人」と一言で言っても、立場は様々です。
親、きょうだい、配偶者、友人。それぞれの立場で考えることも思うことも違うでしょう。
考えることも思うことも違うからこそ、新たな視点が生まれると思います。
待ち人さんが思いを吐き出し、意見を出し合い、傷の舐めあいをすることなく、各々の方法で受刑者を支えていくことを目標とするのが「待ち人座談会」です。
待ち人卒業後座談会
アメーバブログを書いていて感じるのですが、待ち人さんの多くは大切な人が出所するとブログを書くことを辞めてしまいます。
私は普段から出所はゴールではなくスタートだとお伝えしています。自身の経験から社会復帰後に壁にぶち当たり、大なり小なり必ず問題が起こります。
待ち人を卒業した皆さんはブログを書かないと言うより、毎日に忙殺されて「書くことができない」のだと私は想像しています。
出所直後はうまくいっていた関係も、時間の経過とともに少しずつギクシャクしていく。やることなすことに腹が立つようになった。そんな経験はありませんか。
就職の問題、金銭の問題、人間関係や生活リズムの乱れが起き、尻拭いをするのは結果として待ち人さんになってしまうこともあるのではないでしょうか。
依存症の自助グループと同じように自分の状態を吐き出し、そこからさらに一歩進んで質問やディスカッションをする。
待ち人を卒業した人たちならではの悩みを共有し、共倒れすることなく、大切な人の健全な社会復帰を目標とするのが「待ち人卒業後座談会」です。
・座談会はZoomで不定期に開催します。
・参加条件は待ち人さん、待ち人を卒業した方で、発言できる方に限定させていただきます。
・開催日は毎月15日にLINE公式アカウントよりお知らせいたします。座談会LINE公式アカウントの友だち登録をお願いいたします。
・参加費用は1回500円です。参加人数により変動する可能性があります。その際はLINE公式アカウントからお知らせいたします。
・お支払い方法はPayPayで承ります。PayPay IDは aono_mori です
・カウンセリングと同時にお申し込みをされる場合は、銀行振り込みも可能です。
・お申し込みは碧の森HPの「待ち人・待ち人卒業後座談会」よりお申し込みください。
・お申し込みから1日経過しても返信が無い場合、info@aono-mori.comからのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられていないかご確認ください。