Column

アベマプライム出演後

ギャンブル依存症

前回のブログでは失った信用は取り戻せないと書きました。

地道にコツコツ積み上げることが、前科者や依存症者は苦手だと思います。

焦らず着実に自分のできることを続けながら、これからも皆さんと共に少しずつ前に進んで行ければと思います。

貴重な経験

 

9月27日(水)22:00~、アベマプライムの生放送に出演させていただきました。

湘南新宿ラインで大宮駅から恵比寿駅まで乗車。地下鉄日比谷線に乗り換えて六本木駅で降り、テレビ朝日まで歩きました。

実はこの経路、私が六本木で働いていたときの通勤路です。車通勤の方が多かったので電車通勤は週2回あるかないかですが……。

懐かしく、少し心がザワザワしながら恵比寿アトレの長いエスカレーターを降りました。

歌舞伎町ほどではありませんが、六本木にもあまり良い思い出はありません。

こちらはテレビ朝日の隣にある蔦屋書店とスターバックスです。昔はこんなの無かったなと思いながら中に入ってみたところ……

なんてお洒落な本屋なんだ……。

誰が読むんだ、という高価格帯の本がズラリ。

 

テレビ朝日へ

 

テレビ朝日の通用口らしき場所に到着、ディレクターさんに電話をかけても出なかったので、警備員さんに入館口を訪ねるとここで合っていますとのこと。

本日アベプラに出演予定の湯浅静香ですと伝えると、警備員さんが名簿のようなものを確認します。

出演者様で登録されていますのでそのままお入りください、とあっさり入館。

身分証を出していないけれど大丈夫かな?と不安になりながら、関係者入り口でプロデューサーさんを待ちます。

 

しばらくするとクライエントさんとディレクターさんが奥から現れました。

 

視聴者の方にリアルな声を届けたい

 

碧の森の相談者さんがどんな現実を突き付けられているのか、一人でも多くの視聴者さんに知っていただきたいと思いました。

何人かのクライエントさんに取材を受けて貰えませんかとお声掛けをしました。

いくらお顔や名前を伏せるとは言え、マスコミに自分の情報を開示するのは戸惑いますよね。

無理なお願いにも関わらず、取材に応じてくださった相談者さんが2人いらっしゃいます。

その中の一人が番組に出演してくださったサチコさんです。

 

明日は我が身、かもしれない

 

このブログの読者の方は前科者、待ち人さん、依存症者やそのご家族の方が多いと思います。

渦中にいる人たちは自分事ですから、前科や依存症について真剣に考えると思います。

どんな問題もそうです。

私の自宅周辺にはごみ焼却場や原子力発電所はありませんが、ごみ焼却場や原発の周辺に住む人たちの気持ちを想像することは出来ても、実際どのような問題が起きて、どのようなことに苦しんでいるのかは分かりません。

TVニュースで観る。ネット記事で見る。

それらを見て疑問を持ち腹が立ったとしても、公の場で、誰もが目にすることができるネットと言う場で、

「一生そこに住んでろ!」
「好きで住んでるんだろ?」

と書くことは今の私には出来ません。

明日突然、私の家の近くに原子力発電所建設の話が出るかもしれない。そうなったとき私はどんな行動を取るか考えます。

反対する?
引っ越す?
大喜びで受け入れる?
仕方なく受け入れる?

 

想像してください。
今回のアベプラは「家族が犯罪者になったらあなたはどうしますか?」がテーマです。

 

・認知症の高齢者が急に飛び出して、車で轢いてしまうかも知れません。

・大切な人が傷つけられたとき、カッとなって相手に暴力を振るうかもしれません。相手の打ちどころが悪く亡くなってしまったら?人殺しになります。

皆さんは絶対にそうならない!と言い切れますか?

アベプラのコメント欄のご意見に対し、私なりの答えをお届けするYouTube回を作ろうと考えていますが、中にはテーマから大きく逸れたコメントがあります。

・子供がどえらくやらかしたら息の根を止めんだよ、分かんだろ
・ただのバカですね
・はいはい社会が悪いんだろ?
・結婚や出産しなければいいだけでは?
・過去の犯罪を語りたがる奴いるよな。 俺の職場にもいるよ。 不愉快極まりない。

 

これらのご意見は顔と名前を出すことなく、匿名で書き込まれています。

この匿名の方たちがあのスタジオに座っていたとして、私やサチコさん、アペプラの視聴者何万人の前で同じことが言えますか?と私は思います。

 

當間ローズさん、若新雄純さんの言葉に感動しました

 

・當間ローズさん

お母さんが小さいときに、私が教えても伝えても伝わらないものは社会があなたに教えることになるから、 今できるうちに私の愛の中でできる限り育ちなさい、成長しなさいって言葉をいただいたんです。

その言葉ってすごい温かみもあるんだけど、厳しさもあって。

サチコさんの場合は、子供さんが今はその厳しさの中で成長する時間なんだっていうふうに思うべきなんじゃないかなって僕は思いました。

・若新雄純さん

更生って言葉はなかなか捉えるの難しかったけど、湯浅さんのお話聞いてると、誰かに大事にされてる間は本当の意味で自分のこと大事にしてなっていうか。

だから自分がいい加減でも誰かが大事にしてくれている間は釣り合うんだけど、そうじゃない。私自身がもう私の人生を生きて行くって、人生を大事にしなきゃみたいな覚悟みたいなものがないと変わらなんだなと。
結構やっぱり犯罪繰り返す人って自分の価値をながしろにしているていうか、自分をあんまり大事にしてないじゃないですか。

それでも構ってくれる家族がいるとなおさら、まあいいや、俺はいい加減でいいけどまた差し入れしてくれるし。
夫は手を差し伸べてくれるけど、その手を肩まで回してくれるわけじゃない。

 

お二人のお話を聞きながら、実は涙を堪えていました

 

當間ローズさんのお母さま、とても素敵ですよね。

お母さまはブラジル人、国籍を含めた色々な背景をローズさんは知った上で、お母さまの言葉を大切に生きてこられたのだと思います。

私の母と重なる部分は全くないので、「素敵な母親を持つローズさんが羨ましい」と素直に思うと共に、

理想かも知れませんが、子を持つ親御さん全員が大きな愛を持って接することができたら、世の中から犯罪は無くなるかも知れないと思いました。

 

若新さんのお話は犯罪者について冷静に分析されていていましたよね。

・誰かに大事にされてる間は本当の意味で自分のこと大事にしていな
・人生を大事にしなきゃみたいな覚悟みたいなものがないと変わらな
・犯罪繰り返す人は自分の価値をながしろにしている、自分をあんまり大事にしてない

もうおっしゃる通りだと頷くばかりでした。

そして最後の言葉、手を差し伸べるけどその手を肩まで回すわけじゃない。

肩まで手を回せば本人は簡単に生きられるかもしれない。では肩まで手を回してくれる人が居なくなったら?死んでしまったら?

決意、自立と自律を促すためには、肩まで手を回すこと(手取り足取り助けて優しくすること)が果たして正しいんだろうか?という問題提起だったと思います。

 

読者の皆さんのご意見もお聞かせください!

 

コメント欄でも、アメブロのメッセージ欄でも、X(旧Twitter)のDMでも、FacebookのMessengerでも、Instagramのメッセージでも何でも構いません。

本日のブログをご覧になった上で、読者の皆さんのご意見をいただけると幸いです。
このブログがupされるころには、アベプラのコメント欄の書き込みも増えていると思います。

アベプラのテーマに沿っていなくても大丈夫です。忌憚のないご意見をお待ちしております。

※誹謗中傷だと私が判断したものはスルーします。

 

貴重な経験をさせていただき心から感謝いたします。

 

出演者用のお水ですが、テプラで名前が貼られています。abemaくんの形をしたお水ですが、記念に持ち帰り仕事部屋に飾っています。

當間ローズさんからいただいたバラはよく見ると「薔薇色の人生プロジェクト」と書かれています。

現時点でまだキレイに咲いていますが、ドライフラワーにして飾りたいと思います。

控室と控室前で撮影した写真です。

収録後にカードキーを控室に置き忘れると言う大失態を犯し、ディレクターさんを困らせたのは私です。放送後でお疲れなのに、館内を行ったり来たりさせてしまいました……。

収録が終わり若新さんが私の右隣に座っておられたので、「ファンです、これからも応援しています」とお伝えできたことも良い思い出となりました。

私は昔から若新さんが好きです。私のように学のない人間でも分かりやすい解説をしてくださるからです。

 

読売新聞の夕刊掲載、ネット記事になりました

 

10月4日(水)、読売新聞の夕刊とネット記事に取り上げていただきました。

X(旧Twitter)で仲良くしている女の子にも取材を受けていただきました。

何度でも言います。市販薬=安全ではありません。

来週のブログはお休みします

 

今後もブレることなく、信念を曲げずに発信を続けていきます。

10月1日から大学生となりました。正直半端ない勉強量に驚いています(笑)

勉強のペースや感覚を掴みたいので、来週のブログはお休みさせていただきます。

仕事、主婦の3足の草鞋に挑戦しますが、潰れないようにバランスを取りながら進められればと思います。

 

※この記事は碧の森運営者、依存症子のブログ依存症子 好き放題を続けていたら受刑者になりましたの内容を、加筆修正して再掲載したものです。

最近は多くの方からコメントをいただきます。碧の森のHPをご覧の皆さん、こちらの元記事のアメブロのコメント欄もぜひ参考になさってください。

PAGE TOP